残業代ゼロよりもやるべきは、17時強制退社ではないだろうか
今、残業代ゼロの法案が厚生省から出ていますね!
「残業代ゼロ」法案提出へ 厚労省、来春の実施目指す
残業代が出ない事によって、働き過ぎを解消する事が狙いだとか。
今は年収が一定以上ある人が条件ですが、今後は対象を広げることを検討しているそうです。
これについて思った事を書いてみました。
ほんとに機能するの?
まず、機能するのかという問題があります。
厚生省の狙いとしては、
- 働き過ぎの防止
というのが有ると思いますが、これがフランス人とかだったら、「残業代でないんで帰ります」とか言えちゃいそうですが、そこは頑張る日本人。
残業代がついてようがついていまいが、働いてしまいそうな気がします。
特に日本の場合は「働いている姿を見せることによって、アピールをする」という側面が必ず存在しているので、残業とか減らないと思うんですよね。感覚的に。
経営者の甘やかし制度だと思う
前職も裁量労働制でしたが、何が起きてたかというと、
仕事がどんどん増える
なんですね。
だってそうですよね?
同じ給料でたくさん働かせた方が、利益は上がりますし。一時期のすき屋のワンオペ体制みたいなことが起っちゃうと思うんですよね。
経営サイドの人やマネジメントサイドの人達が、効率化について全然考えなくなっちゃうんですよね。
「結局時間でカバーすればいいか、金かからないし」
って思考になっちゃうので。
また、従業員側も、日本人はマジメなんで労働時間とか職場にいることで結局はアピールしちゃうんですよね。働くのも好きな民族ですし。
「残業代いらないけど、みんなのために頑張ります」
みたいは人、職場に絶対いるじゃないですか。
だから、最終的にはこの制度が実施されても労働時間は減らず、さらに負担が増えるだけだと思います。
残業代をなくすんだったら、17時強制退社を義務化すればどうかな。
今の問題として、
- 労働時間が長い
ことと、
- 時間あたりの生産性が低い
ということがあげられると思います。
おそらく厚生省はこの2つの問題は「残業代を廃止」することによって解決できると思っていると思いますが、それでは解決は難しいと思います。
ではどうやったら解決できるのかを考えてみました。
例えば、全企業に「17時以降の残業は禁止、破ったら罰則」とかにしちゃって、時間内でどれだけの生産性向上がはかれるかどうか。というところに対して目がもっといくようにした方がこの2つの問題は解決出きるんじゃないかなと思っています。
特に残業してアピールをしようとする側面の強い日本人には、それを強制的にさせない事が、「労働時間の短縮」と「生産性の向上」につながるのではないかと思います。
実際zozotownを運営するスタートトゥデイなんかは、六時間労働制を導入しています。
「今まで8時間かかっていた業務をどうやったら5時間で終わらせる事ができるか。」
という部分に関して強制的に考えさせるようにしないと、今の労働環境や長時間労働の問題は解決できない気がします。
最後に
時間を強制的に区切ってしまえば、
労働者も経営者も
「いかにして短い時間で成果をだすか」
という部分にフォーカスせざる終えなくなります。
経営者はこの時間でのパフォーマンスを増やすように仕組みの改善をしなければ、これ以上売上は伸びませんし、従業員も時間内で成果をMAXにする工夫をしなければ、給料が伸びませんから。
日本人には強制力を効かせて、無理矢理にでも労働時間を減らすのが正解だと思います。
以上考えた事でした。
終わり