成長しているのか、使い倒されているのか見分けよう
ベンチャー企業にくる学生さん達は非常にまじめで素直、性格もいい人たちが多いと思います。
このいつどうなるか分からないご時世に、立派な学歴をもった人達が福利厚生なんかを捨てて「成長したい!」という風にやってくる学生さんなんだから、悪い人達はいないと思います。
ただ、それだからこその「罠」があるのも事実です。
それは、社長によっては明らかに人を使い倒しているところがあるということです。要するに使い捨てですね。
僕が働いていた時も、やはり多少なりそういった感じで退職していった人達がいたので、こういう部分かな?というのをチェックしてみました。
1、ずっと同じ仕事をしている。
それが成長機会なのか、そもそも使い捨てにされているのかを判断する大きなポイントはここだと思います。
- ずっとPDFをとる作業をしている
- ずっとアポイントメントをとる電話をしている。
- ずっと書類のチェックをしている。
という仕事を「成長機会」という名のもとにやらされている人達がいましたが、非常にかわいそうでした。
不満不平を言うと、「成長したくないのか?」という風に言われるというパターンがほとんどでしたが、僕はこれらの作業の積み重ねの先に年収のアップが待っているとは思えませんし、スキルがつくのかも疑問です。
僕は幸いにして、誰もやる人がいない部署にいったので、自分がイチから仕組みを作る事に携わることができましたが、仕組みを作ってからは単純作業の連続だったので、スパッと会社を辞めました。
2、誰でもできる仕事をやっている。
ベンチャー企業にもお金がない企業もあります。
そういうところは人を雇いたがりません。
- 競合他社と比べて明らかに業務負担が多いのに給料は安い
- 人件費を出してもペイする可能性が高い
のであれば、いち早く経営者に提案をまずはしてみてください。
それでも状況が変わらないのであれば、何かがおかしいか、考え方が合わないので、早く去った方がいいと思います。
最後に
上記2つの仕事が多くなってくると、あんまり成長とかしないと思います。
また、よく企業が行っているインターンにも、
- 学生を集める
- 雑用をすごく安い時給または無時給でやらせる。
- 国から補助金という名目でお金をもらう
といった仕組みでインターンに雑用をさせて儲かっている企業もあると聞きます。
素直で、まじめな学生さんほど、「成長したくないのか?」みたいな言葉に引っかかり安いと思います。
当然ながら3ヶ月とかは続ける必要がありますが、同じ業務を1年2年と続けているのであれば、別にベンチャーにいる必要はありません。
がんばった先に自分がなりたい像があるのかどうかを確かめて、ないのであればレーンチェンジをするという選択肢もありだと思います。