新卒でベンチャーに入ったらリミットは2年半
ベンチャー企業に入社する学生さんもどんどん増えていると思います。
ただ、新卒で入社をして、ベンチャー企業で活躍出来る人は一握り。かなり優秀な人材に限られます。
結果が出ない場合はベンチャー企業は長くいる環境ではありません。
現実的には2年半勤めてみて一旦続けるか辞めるかを見極める必要があると思ってます。
理由を書いてみます。
1、ある一定以上の経歴がなければ、自分の事が分からない。
やはりある程度の年数がなければ、自分の得意分野、不得意分野がわかりません。
入って1週間とかで辞めてしまう事がありますが、それでは自分の強み、弱み、好きな事、嫌いな事もわかりません。
まずはある一定期間は働くようにしたほうがいいと思います。
2、第二新卒としての選択肢がある。
2年半であれば、第二新卒として、大企業への入社にも可能性もあります。
ただ、第二新卒の時期を過ぎてしまうと、大企業への切符はなくなってしまいます。
ベンチャーへ行くか、中小企業に行くという選択肢しかなくなってしまいます。
大手からベンチャーへの転職は出来ますが、ベンチャーから大手への転職は大手への転職は第二新卒の時期を超えてしまうともう出来ません。
一生ベンチャーだと思ってください。
まとめ
「自分の向き不向きの確認」、そして「第二新卒としての選択肢」というのを残しておくという意味で、2年半というのが最適な期間ではないかなと思います。
2年半で芽がでなければ、今度は後から入ってきた優秀な新卒に抜かれる可能性や、優秀で経験の豊富な中途社員に埋もれて、おそらくはずっとポジションも変わらず、給料も変わらないでしょう。
ベンチャー企業というのは採用の段階で、「20代で年収1000万」「早くマネジメントに携われる」と耳障りのいい事をいっている事が少なくありません。
ただし、「35歳、年収350万、入社7年、メンバー」と呼ばれる人達がいるのもまた事実です。
ある一定以上になってしまうと、転職もできなくなってしまうので、自分がまだ旬なうちにさっと手を引くのも手のうちだと思います。
人生の選択肢が多いうちに早く見切りをつけるのも全然ありでしょう。
ベンチャーは確かに成功すれば、大きなリターンをもらえます。ただ、売れない芸人と同じで、才能がないのにずっと続けていると、自分が不幸になってしまいます。ですので期限を決めてがんばるようにしてみましょう。