「優秀」とは「適応」だから、自分がなりたい姿になれる場所で働こう
すごく納得のブログをみつけたので、共有します。
僕もいわゆる「圧倒的成長ができる」とうたっている会社に新卒で入社しました。
そこで約3年働いて、最後は擦り切れて転職をしましたが、その経験から言えることも多いと思いますので、書いてみようと思います。
成長の意味を考えていないと、何も得られないよ
私は成長の意味を何も考えず、就職した人間でした。「どの会社でもエリートとして活躍できる人材」になれると信じていました。入社してすぐ、山のようなプロジェクトに回され、翻弄されながら「これが圧倒的成長につながる!」と信じました。土日も、盆も正月も働きました。でも大丈夫でした。周りもみんなそうだったから。
まさに過去の僕ですね。
僕も就活しているときは、「成長」というキーワードにつられてベンチャー企業ばかりを受けていました。
理由は「どんな環境でもいきていける人材になるため」というザックリとした理由でした。
深く考えていなかったんですね。
でも私はきっと「圧倒的成長」をするのに足りた人間ではなかったのでしょう。魔がさして、転職エージェントにコンタクトしてしまったのです。そこで聞かされたのは「今でよかった。御社へ5年以上勤めていると、あまりに他社との適性がなくなるからお断りするんですよ」の言葉。
うーん、まさに転職時に聞かされた言葉と似ています。
ベンチャー企業、特に有名ベンチャーではなく、小さくて特に技術もないところで働いている方の中で、「力をつければどこへでも転職できる!」と考えている皆さんは注意をする必要があるのですが、会社の人事の方は、その方がどんな会社で働いていたか、ということも必ず確認します。
◯◯◯◯(無名のベンチャー)で働いていたAさん
と
伊藤忠・電通・博報堂 etc で働いていたBさん
では、他の条件がほとんど一緒なら、明らかに後者のBさんの方が転職の時に有利です。あなたの実力は働いている会社でも必ず判断されます。大学名で判断されるのと同じですね。
特に5年以上働いてしまうと、その会社の文化が非常に根強く残ってしまうので、異業種や規模が大きい会社への転職がしづらくなります。
僕も社員数40名の会社から4000名の会社に転職しましたが、社内の仕組み、仕事の進め方、優秀と言われる人の定義、時間の使い方等々が全然違います。
なので、40名ぐらいのベンチャーで5年間働いて転職をしようとしても、転職先になるのはほとんど同じような企業です。ライフスタイルは全然かわりませんからね。多分同じような仕事が待っているだけです。今は転職市場が活況なので、嫌だったら早く転職することに越したことはありません。
「優秀」とは「適応」だから、自分がなりたい姿になれる場所で働こう
成長とは、ある文化に適応するだけなのです。
しかし「成長したい」人はそう思いません。成長することで人生がベターになって、幸せになれると思っています。特に私のような、浅はかな新卒の学生にとってはそうです。若いうちに激務にさらされ、成長する。でもそれはある文化に必死で食らいつく所作でしかありません。激務耐性は強くなるかもしれませんが、それはあなたの「成長」なのでしょうか?フィットできる場所で、頑張っただけではないでしょうか?
まさに名言ですね。当時の僕に聞かせてあげたいです。
「成長する。でもそれはある文化に必死で食らいつく所作でしかありません。激務耐性は強くなるかもしれませんが、それはあなたの「成長」なのでしょうか?フィットできる場所で、頑張っただけではないでしょうか?」
そう!まさにそうなんです。。
会社では当然上司が存在します。
評価をしてくれる上司に「成長した!」と言われると、何も知らない新卒学生は成長したと思い込んでしまいますが、ちゃんとスキルや何か力になるものがついているかどうかは、第三者の目でしっかりと確認することが重要です。
でなければ、ただ単純に激務に必死にくらいつくだけの所作になっていることがあります。
最後に
当時のバカな自分を責めてもしょうがないですが、もし過去にもどれるとしたら、ちゃんと自分と向き合って自分の身に着けたい能力を明確化して、それが身につく職場で働くでしょう(今でもできているかどうかは怪しいですが。。笑)
皆さんも、ただ漠然と「成長したい!」って思っているようなら注意が必要です。その成長欲求を狙って、あなたをコントロールしようとする人がいっぱいいますからね!
成長には目的が不可欠です。
どっかでゆっくり考えてみてください。
終わり