「白いネコは何をくれた?」読了。僕らも労働市場で戦ってるから、マーケティングは必須。
久しぶりにブログを書きます。
最近かなりドタバタしていて、一日がすぐに終わってしまうんですよね。
ただ、そんな中、仕事でマーケティング的な思考が求められるようになりました。
転職する前までは、小さなインターネット広告営業系のベンチャーに勤めていたので、もとめられることが販売能力(目の前の営業をいかに上手に成功させるか)でした。
いわゆるメーカーではなく、販売代理店という立場でしたので、営業力が高い人が一番大きな評価を得る人でした。
また、転職をしてからもサービスの運用ということに携わっていたので、特に商品を拡販することはありませんでした。
しかし4月に比較的大きな人事異動があり、それを機に
いかに商品を設計して、どのターゲットに狙いを定めて、たくさん商品が売れるようになるかを考える
ということを求められるようになってきましたので、最近はマーケティングを勉強しています。
「白いネコは何をくれた?」読了。僕らも労働市場で戦ってるから、マーケティングは必須
労働市場にいる全ての人はマーケティングを学ぶべき
この本を読むまではマーケティングに関して、ちょっと卑下してたんですよね。
正直頭でっかちな人たちが考えることでしょ??とか、実際の現場では役に立たないじゃんみたいな感じで。
実際僕も過去何冊かマーケティングの本を読みましたが、結局現場レベルで使えなかった経験から、マーケティングの本ってちょっと敬遠してたんですよね。実際どの本も大手の事例が多く、小企業では全然つかえない。。みたいな感じで。(実際そんなことないんですけどね笑、僕の過去の力不足です笑)
ただ、僕は今回「白いネコは何をくれた?」を読んで、認識が180度変わりました。
この本が教えてくれるのは、
「自分」という商品を「戦略的に」売っていく方法です。
全ての社会人は何かを売ってお金を得ている
仕事をしている人、特にサラリーマンであれば、自分の何かを売ってお金を得ているはずです。
例えば、弁護士であれば、自分の法律知識を必要としている人に自分の労働力を売っています。
ピアノの先生であれば、自分のピアノのスキルを別の人に教えることでお金を得ています。
アルバイトであっても、自分の時間を売ってお金を得ています。
そんな感じで、お金を稼いでいれば必ずしも自分が持っている何かを売っているのです、
何かを効率良く売るには作戦を立てた方がいいですよね?
この本を読めば非常に具体的に
「自分」という商品を「戦略的に」売っていく方法を学ぶことができます。
一貫性のある戦略をBASiCSなら立てられます。
詳しい内容は本を読んでいただければわかりますが、この本の中に出てくる
BASiCS
というフレームワークが非常にシンプルで良くできているんですよね。
僕もこの本を読んでから、自分の強みの活かしかたや、どういう働き方をすればいいかというのが非常に腹落ちしました。
タイトルや中身こそちょっと子供向け感がありますが、中身はがっつり読みごたえのある内容になっていますし、実際に広告会社の若手社員を中心に物語が進んでいくので、かなりスっと入って来やすい内容だと思います。
kindleなら1296円と、キンドル本にしてはちょっと高めですが、この内容がこの金額なら全然問題ないです。くそ本をつかまされるよりよっぽどいいです。
戦略的に生きて、効率的に稼ぎましょう
僕は前職で競争激しいベンチャー企業にいましたが、月に1名ぐらいは中途の社員の方が入って来ました。
その人たちも2タイプに分かれていて、
「戦略的に」考えて「自分」という商品価値が最大になる、高く売れる
と考えて入社をしてきている人と、
「圧倒的に成長できる」「世界を目指そう」のようなメッセージに感化されて全然異業種から入社をしてくる
てな感じの人がいました。
当然ながら、前者の人は活躍できていましたが、後者の人は雑巾のようにボロボロになり退社をしていきました。
僕も新卒の時代にこの本に出会っていたら、もっと「戦略的に」考えて自分を売っていたと思います。
最後に
自分の市場価値を高めたいという人にはよく出会いますが、一貫性をもって作戦を立てて実行をしている人は稀だと思います。
ちゃんと自分の人生を戦略的に生きたいという人にオススメの本です。