「怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道」読みました!真面目な取り組みって面白い!
普段はほとんどビジネス書しか読まないんですが、「怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道」の作者の高野秀明さんがクレイジージャーニーにご出演されており、その話を聞いて非常に興味が湧いたので読んでいました。
高野さんはノンフィクション作家でいろいろなところを冒険して、その経験を本にされているのですが、まあその一つ一つのストーリーが「ほんとかよ!」と思えるぐらいのエピソードの溢れているんですよね。
まるでハンターハンターのジンを素で行っているような方です。
今回は初めて高野さんの本を読んで非常に面白かったので、興味を惹かれたポイントを3つほど紹介します。
「怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道」読みました!真面目な取り組みって面白い!
「怪しいもの」を本気で突き詰める
高野さんは世界中の「未知」とされているものに目がなく、気になれば自分で出かけて行って実際に調査をしてくるようないわゆる冒険家みたいな人です。
ご本人も著書の中で、「探し物中毒」と言っているように、検索したらなんでも出てくるこの時代に、検索の向こう側まで言ってしまうような人です。
そして、その探し物のほとんどが、「とても怪しい」けど、「めちゃくちゃ好奇心をそそる」ものなんですよね。
たとえば高野さんが早稲田大学冒険部時代に探し求めていたのは、コンゴの奥地に生息するといわれていたムベンベという動物。
インターネットもない時代にリサーチなどを自分たちで実施して企業や政府を回ってスポンサーをつけ、実際に自分たちでコンゴの奥地で2ヶ月ほど生活してしまいながら探し物(ムベンベ)をさがすんですが、ここまででもめちゃくちゃ興味深いです。
そんな高野さんが今回探すのは、インドの漁村で見つかったと呼ばれる「怪魚ウモッカ」。
そのウモッカを高野さんは本気で探します!
準備の過程がとてもいい!
その準備の過程がとても面白いんですよね。
僕は最近、「解像度をあげると人生がたのしくなる」と思っているのですが、まさに解像度をあげる作業を見ることができます。
まず日本で魚類学者や目撃者の証言をとるところから始まり、インドの奥地の言語を勉強するためにその地区の出身の在日インド人を探したりとありとあらゆる準備をしていくうちにどんどんウモッカのぼんやりとしている部分がくっきりとしてくるんですよね。
もうウモッカなんて見つからなくても、日本での準備段階のお話だけで十分に面白い!
そう思わせてくれるほど、高野さんは本気で準備をしていきます。
実際起こるハプニング
そして、そんなこんなでインドへ出発をするのですが、当然そこでもハプニングがおこります!
そのハプニングを乗り越えるためにどうするのか!みたいなところも非常に面白いです!(ネタバレになってしまうので詳細は書けませんが・・そんなことまで考えるのか!みたいなところまであります。ギリギリです!)
最後に
てな感じで、簡単に感想をまとめてみました。
やっぱり何事も本気で突き詰めるとコンテンツになるんだな!ということを教えてくれる一冊でした。
普段目的なく退屈な日々を送っている人にとっては、劇薬のような本になると思います。
ぜひ読んでみてください!