退職・転職は戦略的撤退です!
退職に関してネガティブなイメージがある人は、企業に置き直して考えてみましょう。
僕はちゃんと考えた上で退職し転職をするということは、
戦略的撤退
だと思っています。
自分が活かせない場所で働き続けるのは何の利点もない
自分が活かせないところで働き続けるのは、何の利点もありません。
あなたの給料も、仕事での評価もあなた自身が一番活かせる場所で一番最大になります。
営業が向かない人が営業をやり続けても、仕事が楽しくなくなるだけです。
こういう感じでいうと
「今逃げると、いつまでも逃げ続けることになるぞ」
とか言ってくる上司とかいますが、気にする必要は特にありません。
例えばサッカー選手なんかは、試合の出場機会を求めていろいろなチームを移り歩きます。
あの香川だって、マンチェスターユナイテッドに行ってからは出場機会に恵まれず、結局ドルトムンドに戻りました。
あのGoogleだって、中国の市場は自社には合わないと判断をして撤退をしました。
スーパースターや、すごい会社ですら、自分の力が発揮できないところからは撤退します。
自分の活かせる場所への移動と考えれば転職もネガティブではない
転職や退職をネガティブに考える人が多いですが、「自分を活かせる場所へのポジションチェンジ」と考えるのであれば、それほどネガティブではなくなります。
今の会社では自分のパフォーマンスを100パーセント発揮できず、自分の努力ではどうにもならないと思うのであれば、「その会社で働かない」「その会社で働く時間を別の会社で働く時間にあてる」という判断をしたほうが賢明だと思います。
会社もそれぞれに給料や福利厚生、人的リソースがあるという意味では、ある種のマーケットです。
A社からB社への転職と考えるのではなく、A社からB社に自分の戦う場所、マーケットを移動するというふうに考えれば、転職することも立派な戦略的撤退です。
「とりあえず3年は続ける」なんて、思考停止
そんな時によく聞かれるのは、「とりあえず3年は続ける」というセリフです。
僕も新卒で入社をした会社に3年いて、転職をしましたが、今考えてみると単なる思考停止だったなと思います。
転職をして思いましたが、今の会社のほうが自分が身につけたいスキルも身につきますし、チャンスも豊富です。
3年でなく、2年ほどで見切りをつけて今の職場に移動をしていれば、もっと早くいろいろなことが学べたことでしょう。
そう考えると、機会損失が大きかったなあと思います。
「とりあえず3年は続ける」っていう3年に特に根拠はないんですよね。
今は第二新卒市場も大きくなってきたので、逆に3年や4年企業にいてしまうと転職の選択肢が狭まってしまったりもします。
例えばサッカー選手のように、自分の職業人生が長くても40歳ぐらいまでで、それまでに一生分のお金を稼がなければいけないとすれば、もっと真剣にお給料のいいところや環境がいい場所に移っていこうと考えるのではないでしょうか。
最後に
てな感じで、転職を「戦略的撤退」と考えれば、少しは転職を「悪いこと」と思わなくなるのではないでしょうか。
転職は悪いことではありません。特に新卒のうちなんて、社会のことなんてわからないので、誤ってやばい会社にはいってしまうことだってあります!
あくまでも自分の能力が活かせて伸ばせるマーケット(会社)で働いたほうが絶対にいいと思いますけどね。
終わり