「ベンチャー」という言葉を使って生きのいい学生を採ろうとするベンチャーじゃない企業に気をつけよう
ベンチャーという言葉って非常に響きのいい言葉だと思います。
だって、なんかかっこいいことしている感じに聞こえるじゃないですか?
僕も学生時代はベンチャー企業を中心に就活をしていましたし、最初に入った就職先も所謂「ベンチャー」と呼ばれている企業でした。
でも働いているうちにベンチャー企業と呼ばれている会社にも2タイプのものがあることが分かりました。
学生の皆さんとか、転職活動で大手からベンチャー企業に入ってバリバリやってやろう!と思っている人も自分の中の「ベンチャー」という定義をしっかりと持つ事が重要かなと思いますので、ちょっと書いてみようと思います。
ベンチャー企業という名前がつけられる2タイプの企業
1、全く新しい事をやろうとしている企業
まあ、ベンチャー企業という名前を聞いて一番最初に連想されるのは、こんな感じの企業ではないでしょうか。
今まで世の中に無かったサービスや商品を自分たちで考えだして、全く新しいビジネスモデルで展開していくというのはまさにベンチャー企業というものの醍醐味だと思います。
例えば、Googleやヤフー何かは今までになかった「検索エンジン」というのを開発してクリック課金型の広告を投下することにより一気に収益をあげました。
また、ユーグレナという会社なんかは非常に面白いですね!ミドリムシを培養してそれを販売している会社です。ビジョンが非常に明確で、何のために授業をやっているかということが非常によく書かれている企業だとおもいます。
こういう企業は確かに給料こそ不安定かもしれませんが、世の中に自分の足跡を「サービス」として残す事のできる醍醐味があります。
2、ん?よく考えたら既存のことをやってるだけじゃん?っていう企業
結構ありがちなのですが、
インターネットの企業と思って入社をしたら、ゴリゴリの営業会社だった。
入社したら、ただの代理店ビジネスをしている会社だった。
みたいな話はたくさんあります。ようは規模が小さいだけで、やっていることは他の企業がやっていることとあんまり変わらないパターンの企業というのがたくさん存在しています。
こういう「規模が小さい会社」は生きのいい学生や中途の人をを捕まえるためにあえて耳障りのいい「ベンチャー企業」という言葉を使う場合があります。
所謂ブランディング的なやつですね。
そういう企業に入社をすると、やっていることは他の企業とあんまり変わらないので、単純に行動量が多くなってしまうだけの気がします。
例えば他の企業がテレアポを一日に100件するところを200件にしてみたり、他の企業が8時間働いているところを16時間働いてみたりと、あんまりやってることは変わらないけど行動量でカバーをするみたいなところに行き着く可能性があるんですよね。
個人的にはあんまりこういう会社はオススメしません。努力する方向を間違っています。
最後に
日本において、ベンチャーという言葉はどうも定義が曖昧な気がします。
ちゃんと調べて入社をしないと、入社後に後悔してしまうので、ちゃんとその会社で働いている人なんかに業務内容の話を聞いて、どんな仕事をするのかをクリアにしてから入社をするようにしましょう。
将来の幹部候補
マネジメントに早期にたずさわれる
給料がうなぎ上り
なんて甘い言葉にだまされたらだめですよ笑
終わり