「自分が存在していて、何が変わったのか」を日々問い続けるのが仕事
社会人になって初めて入社をした企業は、結構なブラック企業だったと思います。3年間でそこを退社して、今の会社に勤めています。
正直もう二度と入社はしたくないですが、唯一よかったなと思える点があります。
それは「仕事」とはなにかということを嫌という程叩き込まれたことです。
どの仕事に関しても役に立つ考え方なので、書いてみようと思います。
ブラック企業で叩き込まれた仕事の流儀
僕の前職
ネット広告のベンチャー企業にいました。ベンチャー企業と言っても、特に目新しいことをしているわけではなく、企業にひたすらテレアポをしてリスティング広告やSEOを受注してくるいわゆる「なんちゃってベンチャー」みたいなところにいました。まあ、普通の広告代理店ですね。ビジネスモデル的には別にベンチャーでもなんでもないですが、学生向きに、社内向けに受けがいいので、ベンチャーと自称していました。
そこで約3年間リスティング広告の運用などの仕事をして、今の人材の会社に転職をしました。
お前が何を変えたのか??、お前がいて組織がどう変わったのか??
前職では毎月月末に月次の発表会というものがありました。
営業職の皆さんはよくあると思いますが、いわゆる自分の数字を月次で発表するというものです。
おそらくどこの会社にも似たようなものはあると思うのですが、僕の前職が変わっていたのは、その中に
「自分が存在していて、何が変わったのか」
というのを発表するコーナーがあったことです。
このコーナーは文字通り、
自分が組織に存在していたことによって、なにか新しい仕組み・改善が生まれたか
というのを発表するコーナーです。
このコーナーはいつも非常に見られていて、例えば営業成績が非常に良くても、この部分がスカスカだとあまり評価されません。逆にこの部分が充実していると、営業成績が悪くても結構評価されていました。
これは非営業職はさらに顕著で、あるタスクをやるだけでは叱責の対象で、何か新しいもの、制度、改善をすることのプレッシャーを常に感じていました。
「何でこの会社にいるの」「今月何してたの?」
というワードに恐怖しながら、必死に何か新しい仕組み、改善点を考えていました。
その人にしか出せない価値を生みだし続けられる人は、どこに行っても生きていける
大変な環境でしたが、「仕事」と「作業」の違いを体に叩き込むことができました。
どんな環境に行ってもそうなのですが、仕事とは、
その人にしか出せない価値を生み出すこと
だと思います。
例えばスティーブジョブズがいなければ、iPhoneは生まれなかったでしょう。
そこまで大きくなくても大丈夫ですが、1ヶ月振り返ってみて、
「自分がいなければできなかった仕事はなにか?」
と自分に聞いてみて、答えがたくさん出てくる人になりたいですね。
そうすれば、今後も仕事をAIに奪われることもないでしょう。
最後に
自分にしか出せない価値に集中することで、今やっている仕事はまだまだ改善する部分が見つかるはずです。
皆さんもぜひ仕事しましょう!作業じゃなくてね!
終わり