リスティング広告代理店を辞めたから言える、確実に代理店にカモられるお客様の4パターン
リスティング広告の出稿を検討されている企業様や個人事業主様って最近増えてらっしゃいますよね。
でも正直知識がないから信頼の出来る企業に代行したい。。。って考える企業さんも増えています。
以前も別の記事で紹介させて頂きましたが、「リスティング広告 代行」で検索をしても、多数の企業様が広告を出している事からも分かるように、代行したいお客様の需要はめちゃくちゃあります。今入札単価は「これで1クリックか。。」と思ってしまうぐらいめちゃくちゃ高いです。
これだけ需要がある中で、代理店を選ばれる方は、
- 相見をとる
- 検討を重ねる
- 代理店を決める
というフローを重ねられて、代理店を決定していることでしょう。
ただ、世の中にはあまり良くない代理店というのがいる事も確かです。
営業の人は良かったんだけど、実際に取り組んでみたらイマイチだった。という経験をされている企業の方も多くいらっしゃることでしょう。
僕が以前まで働いていた企業はわりとちゃんとしている企業でしたが、リプレイスしてくださったお客様の中には「明らかにこれだとだまされちゃうだろ」というお客様が結構いらっしゃいました。
そこで今日は僕が200社ぐらいのお客さんを担当して分かった、「リスティング広告代理店を辞めたから言える、代理店にカモられるお客客のパターン」というのを書いてみました。
僕のダークサイドの心の声で書いてみましたが、僕は当然ながらこういうことはしていませんので誤解しないでくださいね笑
リスティング広告代理店を辞めたから言える、こういうお客さんはカモだから一生付き合っていきたい。
1、肌感覚で商売をしている。
中小企業、特に小企業の方や街でやってる個人事業主の方にこういう方が非常に多いです。
自分の商売の粗利率やリピート率すら把握されてなくて、
「何となく増えてるね!!いいね来月も頼むよ!」
みたいなお客様はスゴい楽です。
広告費に対してきちんとペイできているかという検証の甘い企業様や個人事業主様は本当にやりやすいです。
リスティング広告にまがいながら携わっていた経験から言うと、成果の要因というのは本当に様々です。
リスティング広告がうまく行ってくれているときもあれば、たまたま何かのブログで取り上げられて成果が出ている場合もありますし、新しい駅ができてちょっと人の流れが変わったというパターンや、競合店が撤退した、というものまで本当に様々です。
また、問い合わせ自体は増えていてもしっかりと分析をしてみると、実は費用対効果みたいなのが良くなかったというお客様も結構いらっしゃいます。
そういった「いろいろな可能性」というものを自ら排除してくれて、解析もせずに、「なんかリスティングやっているから増えてるんだろう」と結論をだしてくれて、尚かつ費用対効果も測定しないお客様とは一生付き合っていきたいです笑。
だって、何もしてなくても手数料入ってきますから笑
2、そもそもリスティングの事を全く分かっていないし分かろうともしない
こういうお客様とも末永くお付き合いをしていきたいです。
なぜなら、「言いくるめられる」からです。
リスティング広告は1ヶ月間何のアクションを取らなかったとしても、グラフが動くので、「何かしてる感」というものを演出できます。
実際は変更履歴とかを見れば一発でばれてしまうのですが、こういう感じのお客様は自分で調べる事はまずしませんので、まず見られる事はないでしょう。
何となく問い合わせが来ていれば、レポートのグラフの上がっている部分を指差して
「ここで高めに単価を設定して%&’%$」
何となく問い合わせが来ていなければ、レポートのグラフの下がっている部分を指差して、ドヤ顔で、
「ここは競合他社が$#&%&」「季節要因が&%&%$」
みたいな事を行ってお茶を濁しておけばご満足されます。
そして最後に「信頼してるよ!」
という言葉を頂ければもうしめたものです。
特に言っていることを理解することなく、何の根拠もなく「いい人そう、ちゃんとやってくれそう」というだけで全幅の信頼を置いてくださるお客様とは一生付き合っていきたいです。
だって何もしなくても手数料入ってきますから笑
3、根拠のない「ブランディング」という言葉が大好き
ブランディングという言葉がやたら好きなお客様もいい感じですね。
クリック率がいくら低かっても、
「表示されるだけでブランディング効果が。。。」
お問い合わせが全くなくても
「すぐに成果には直結しません。将来のためのブランディングが。。。」
と言っておけば納得してくださるので、こちらとしては特に何もすることはありません。
完全に何もしなくてもお金が入ってきます。いいキャッシュマシーンですね。
こういうお客様とは末永く付き合っていきたいと思います。
だって何もしなくても手数料入ってきますから笑
4、根拠なく「これからはウェブだよね」が口癖
ウェブマーケティングもやはり一つのマーケティング手段なので、商品などによって合う合わないの相性が必ず存在します。
ただし、それを完全に無視してなぜかウェブをやりたがる中小企業のおじさんみたいな人が必ず存在します。
こういう人も是非末永くおつきあいしたいですね。
こういうお客様には
「これからはウェブですよ!」
「今取り組まれないと競合が!」
という導入でけしかけ、パートナーとしての一体感を醸成し、成果が出なかったとしても
「成果を出すのには時間がかかります!」
「でも将来的にはやるでしょ?先行投資です。今辞めたら投資がパーになりますよ」
「ほらライバルがいないうちに取り組みましょう!」
と言っておけば、だいたい「そうだよね!」となってくれます。
違うんです。ライバルがいない理由は誰もその商品をネットからなんて購入しないからです。
でもそういう事は口が裂けても言いません。
こういう感じのウェブを崇拝するお客様とは一生お付き合いしたいですね。
だって何もしなくても手数料が入ってきますから笑
逆にこういうお客さんは手を切りたい
1、目的がはっきりしていて、数字をしっかり握ってくる
リスティング広告に取り組む目的がはっきりしていて、尚かつ目標をしっかり握ってくるお客様はやりにくいお客様です。
「自分の商品の粗利率が○○%で客単価が○○円、リピート率が○○%、御社に払う手数料が○○円だからCPAはこのくらいでお願いします」
というしっかりとした数字を根拠に話されると、コチラとしてはちゃんとする以外の選択肢がありません。
また、画面上でCPAが測定できなくても、電話の件数とかをきっちり取っているお客様も結構やりづらいです。
こういうお客様とはすぐに手を切りたいですね。
だって手間がかかりますから。
変更履歴をちゃんと確認してくる
変更履歴をちゃんと確認してくるお客様とも早々に縁を切りたいですね。
今リスティング広告に変更履歴というのは、簡単に見る事ができます。
今発注されている方も代理店にアカウントの共有をしてもらえば簡単に履歴を見る事ができます。
こういう履歴を抜け目なくチェックされるお客様とも早く縁を切りたいですね。
だって手間がかかりますから。
知識をちゃんと持っていて、アクションに対して説明を求めてくる
こちらがやったアクションに対して説明を求めてくるお客様もやりづらいです。
なぜなら面倒くさいからです。
リスティング広告というのは、ちゃんと戦略をもってアカウントを構築したり、単価の調整をすることが必要です。
数字に関してもすべて説明しようと思えばリスティング広告は出来てしまうので、基本的な知識をちゃんと持っていて、どうしてそうしたのか?というロジックを求めるお客様とは早急に手を切りたいですね。
だって手間がかかりますから。
最後に
以上、ちょっと逆説的に書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
業界自体がまだまだ浅く、知識レベルが代理店の方に圧倒的にあるとすると、こういうことが起こってしまいがちです。
ちゃんと相互監視をしつつ、だまされないようにしておくのも、発注側の最低限の防衛策だと思います。
代理店にとっていい意味で「面倒くさい」企業になることで、双方のレベルアップにもなるでしょう。
レベルアップをして、いい代理店さんを見つけてください!
おわりー