ベンチャー企業よりも大手企業で学べる事
この日ははじめての出勤日。
ボクの新しい会社は新卒3桁。会社2桁人の人が入社をするということで、4月1日は人生初の研修でした。
僕は新卒で入社をしたのが、創業から3年目のベンチャー企業だったので、こういう感じの全体の研修とかはなくて、電車の中で名刺の渡し方を習ったり、もうとりあえず電話してみて!みたいな感じでしたので、結構新鮮でした。
聞いていくうちに、社会人の経験として、ベンチャー企業と大きな企業両方経験しておくべきだなあと思いました。
特に将来起業を考えているという人なんかは、新卒の時にベンチャー企業に入って経験を積む!という機会が多いと思うんですが、大手の事もきちんと理解しておくべきだなと思いました。
ちょっとそれに関して書いてみようと思います。
将来起業するんだったら、大手とベンチャーを両方経験しておく方がいいと思った件
仕組み、システムを学べる
大手の研修を受けてみて思った事は、
仕組み、システムを学ぶのであればベンチャーよりも大手に行った方がいい
ということです。
僕は以前創業3年目のベンチャー企業と言われる企業で働いていましたが、やはり個人に依存している仕組みというものが数多く存在しました。
その中で、いろいろなミスが起こったりしましたが、その度に仕組みを考えてはルール化する、という事の毎日でした。
その中には重大なミスもあれば、正直裂ける事ができたミスもありました。
企業のルールというのはある意味「ミスの歴史」です。
大企業に入るとルールが多いという話をよく聞きますが、それは創業期からたくさんのミスをしてきて、それを仕組みかしてきた結果なのでしょう。
ですので、大手企業のルールや仕組みを学ぶことで、将来自分が起業したときに起こしてしまうであろうミスを事前に防ぐ事が出来ると思います。
僕も1日研修を受けましたが、「あ、確かにこうすれば以前の会社で起こってしまったあのミスは防げたな」という感じの目から鱗の瞬間が数多くありました。
将来起業をしたいと思っている皆様は大手企業から「仕組みやルール」といった部分を学ぶべきだと思います。
2、教育について学べる
企業を大きくしようと思ったら、サービスや人材の質を一定にする必要が必ずでてきます。
すべての人が超優秀ではないので、皆をある一定のレベルに引き上げる必要があります。教育制度のようなモノをつくる必要があります。
ベンチャーではこの「教育」という部分が弱い場合が多いと思います。
研修制度などない場合が多いですし、生き残れる人は生き残っていけるけど、死ぬ人はすぐに死ぬ、みたいな環境なので、なかなか「育てる」という意識が持てません。
以前の僕の会社でも基本的な方針は、「勝手に育つ」でしたので、特に教育プログラム的なモノを受けた記憶もないです。
こういう環境にいると、必ず下記のような事が起こるようになります。
1、出来る人に仕事が集中する
2、出来る人がつぶれる
3、出来ない人に仕事が回ってくる
4、出来ない人が出来る人に成らざる終えない
5、仕事が集中してまたつぶれる
という感じで、出来る人がどんどんつぶれていき、いつまでたっても仕事が楽に成らないという無限ループに陥ります。
人生仕事だけでもかまわないという人であれば、それでもいいのですが、正直そういう会社は長続きしないでしょう。
教育の制度を学ぶという意味でも、一度大手企業を経験しておくのは損はないと思います。
3、いろいろなバックグラウンドを持った人達と働くことを学べる
僕の以前のベンチャー企業では、メンバーはほとんど若い人で、ノリや考え方、仕事のやり方みたいなものはかなり似ていたと思います。
全員が朝早くから深夜遅くまで働いても全然大丈夫、土日も働きたい!みたいな人達でしたので、仕事をお願いしたりするのもかなり雑にやっていたと思います。
ただ、大手に入るとかなり様子は違っていて、色々な年代、個人的な状況の人たちと仕事をしていく必要があります。
そういう人達とうまくやっていかなければ、最終的に大きな組織をつくっていくのは難しいでしょう。
いろいろなバックグラウンドを持った人達をマネジメントするという経験も、ベンチャーよりは大手の方が学べると思いました。
最後に
大手とベンチャーという比較をされる事が多いですが、僕は両方ともに大きな経験をつめるチャンスが有ると思います。
僕もまだ大手企業は入社してから一週間ぐらいしか経っていませんので、何とも言えないですが大手で出来る経験を一杯しようと思います。
おわりー