【実際に海外移住してわかった】海外移住に向いてない人の性格5つ
海外移住に憧れる人は多いですよね。
僕は29歳でインドで暮らし始めました。現在は海外で就職したい人たちを助ける仕事をしています。
海外で住みたいという人が結構増えてきていて、「内向き日本」が嘘のように海外で住みたいという人の人数も増えてきているような気がします。
ただ、中には「多分この人日本以外に住んじゃうと大変だろうな」という人がいるのも事実です。
僕が仕事をしながら出会った、海外移住が向かない人たちの特徴を書いてみようと思います。
【実際に海外移住してわかった】海外移住に向いてない人の性格5つ
1.心配性すぎる人
心配性すぎる人はあんまり海外での生活には向かないと思います。
心配する気持ちは十分にわかりますが、海外移住を実現させるには正直最後は気合いです。
僕も移住する際は、
- 自分に合わなかったらどうしよう
- 家がボロボロだったらどうしよう
- 治安が悪くて危険だったらどうしよう
などなどいろいろ考えましたが、現地にいかないと分からないことをいつまでも考えても進展しません。
ある程度のリスクは許容しつつ、前に進んでいける人でないと正直きびしい(というか、実現しない)と思います。
2.こまかすぎる人、違いを受け入れられない人
僕もインドで暮らしていて、
- お湯がでない
- 時間通りに人が来ない
- コンビニがない
- ATMからお金がでてこない
- ウーバーのドライバーが地図読めない
などなど、日本だとあまり起こらないようなことがよく起こります。当たり前ですよね。日本と違う場所に住んでるんですから当然です。
ただ、この当然のことを受け入れられない人もいます。クレーマー気質な人は結構厳しいかもしれません。国は違えど僕は下のツイートを読んで共感しまくりでした!
アメリカで試される「まいっか力」
・公衆トイレが半分故障中(まいっか)
・買った卵が割れている(まいっか)
・頼んだ業者がオンタイムで来ない(まいっか)
・突然の停電や水道の故障(まいっか)
・ドライブスルーで頼んだ商品が入ってない(まいっか)まぁ、宇宙から見たらどうでもいい🌍笑
— Izumi.jazz💜 (@jazz0128) 2018年10月18日
3.いろんなことを「日本のせい」にしている人
「いろんなことを日本のせいにしている人」も正直海外で暮らしていくのは厳しいとおもいます。
例えば海外に転職をしてくる人で、
- 日本の残業文化が嫌だ
- 日本の雰囲気が嫌だ
- 日本が嫌いだ
みたいな感じの人が結構な割合でいますが、このような人たちも結構厳しいと思います。
海外に移住する場合、よっぽどの富裕層でもない限り仕事をする必要があります。海外で日本人が得られる仕事のほとんどは、「日本人を相手にする仕事」である場合がほとんどです。
ほとんどの人の場合(少なくともこの記事を読んでいる場合)、海外の会社に就職しようが、日本の会社に就職しようが、「日本人とスムーズに仕事ができること」を求められています。
海外に住んだとしても、ほとんどの人は「日本人社会」から逃れられません。
日本が嫌で海外で働きたいと思っている人は、それよりもまず自分のスキルをあげて、普通にいい待遇の会社に転職しましょう。あなたが嫌と思っていることは、国内転職で解決する場合がほとんどです。
4.健康面に不安がある人
体が弱かったりする人も正直あんまり向かない気がします。海外に住むと当然ながら食べ物が変わったり、気候が違ったりと体調を崩しがちになります。
体が弱った状態だと、仕事や生活していくのもしんどいですし、そもそも海外で病院にかかるのは結構なストレスがかかります。僕もいろいろな人に仕事柄お会いしますが、海外生活を楽しんでいる人は、大体の場合かなり体が丈夫です。
逆に健康面で不安がある人が駐在などでくると、その健康面からストレスがたまり、メンタルがやられて帰国するというパターンが結構多いとのことです。
健康面で不安がある人は、とりあえず国内にいたほうが自分がわかる範囲で医療にもアクセスできますし、健康食品やバランスの取れた食事にもアクセスできるのでおすすめです。
5.語学力に不安がある人
海外に転職する方のお手伝いをやっているとなぜか、
「言語(特に英語)は全く話せませんが、海外で住むことに興味があります」
という人によく出会います。
「英語がなくてもなんとかなる」という人もいますが、正直僕は反対です。
短期間の旅行であれば、語学力がなくともなんとかなりますが、海外で生活しているといろいろなハードルにぶつかります。
- 家を借りる交渉を自分でしなければいけない
- 銀行やビザの手続きをしなければいけない
- 仕事で外国人としっかりコミニケーションをとらなければいけない
- 病気になった時病院にいって、自分の病状を説明しなければいけない
とんでもなくお金持ちは通訳を雇ったり、そもそも日本語が通じる施設に通ったりできますが、ほとんどの人はそうではありません。必要最低限のことはアウトソースをせずに自分で行う必要があります。
そうなった際に最小限のコミニケーションがとれなければかなりストレスが溜まりますし、自分の思い通りに物事が進まない確率がさらに高くなります。
海外に移住するということは、旅行とは違います。タクシーの運転手に道を伝えたり、食堂で注文ができる程度では話になりません。ある程度の語学力を身につけた上で移住することが、生活を楽しむ一つのポイントだと思います。
ちなみに、「海外に住めば語学はできるようになる」と思っている人がいますが、これは間違いです。
海外にくれば語学を利用する機会は格段に増えるので、「ある程度できる人」が海外に来ると語学は上達しますが、「全くできない人」が来るだけでは「語学を利用する機会をうまく利用できない」からです。
特に現代はインターネットがあるおかげで海外に住んでいても日本で暮らすのと全く同じ生活ができます。できることならば語学力に関してはある程度の水準にまで高めておいて、それから移住することをおすすめします。
最後に
以上、海外移住に向かない人について書いてみました。
インターネットなどをみると、「海外移住最高!」とか「夢の生活!」みたいなことがよく書かれています。僕もそれを否定はしませんが、ある程度向き不向きはあると思いますし、事前準備に結構なお金がかかるのも事実です。
挑戦するのも結構時間もお金もかかるので、まずは自分が向いているか向いていないか見定めてから海外移住するようにしましょう!
楽しいですけどね!
終わり