【映画】「傷だらけの男たち」を見ました。
僕の好きな金城武とトニーレオンが競演している作品です。
あらすじは
ラウ刑事(トニー・レオン)とボン(金城武)は、同じ警察で働く上司と部下の関係だった。ボンは事件のあと帰宅すると、彼女がベッドの上で自殺していた。悲しみに暮れるボンは、その後刑事の職を辞して警察を離れる。3年後ボンはアルコール依存症の私立探偵になっていた。よく訪れるバーでビールのキャンペーン・ガールとして働くフォン(スー・チー)を気にかけるようになる。ラウ刑事はスクツァン(シュー・ジンレイ)と結婚し、彼女の父親であるチョウに紹介される。
チョウが彼の執事マンとともに、自宅進入したマカオ出身のキョンとヤク物中毒のウォンに殺害された。しかしその犯人であるキョンとウォンも、死体で発見される。父親の死に不審を抱いたスクツァンは、私立探偵をしていたボンに調査を依頼する。真相を追求していくボンと、スクツァンの周辺には不思議な事件が起こるようになる。死んだチョウと犯人のキョンにマカオ出身という共通点を見いだしたボンは、真相を確かめにマカオへ足を運ぶ。
スクツァンの自宅でガス爆発が起こり、命を取り留めたスクツァンは病院に運ばれる。見舞いでつきっきりのラウ刑事の代わりに、ボンとフォンは着替えの下着を取りにスクツァンの自宅へ向かう。そこであるものを発見したボンは、ラウ刑事とスクツァンの父親のチョウと殺害犯のキョンに共通点があることに気がつく。再び訪れたマカオで手にいれた情報から、ボンはこの事件の真相を知ることになる。
(wikipedia)
感想
まあ、金城がアル中の探偵役で、結構いい感じの味を出していると思います。
ただ、ストーリー自体は結構複雑なので、(複雑というより、登場人物の名前が中国語なので、結構ストーリーを追いづらい)ちゃんと理解をしながら進めていかないと結構???で全編終わってしまいます。
僕も完全に登場人物を終えなかったので、ハテナが多くて、功名に張り巡らされているんであろう伏線が楽しめませんでした。
説明的な台詞とかが結構多かったので、その辺りのストーリー展開がちょっと残念でした。
作品の感想としてはそんな感じです。
ただ、この作品は、
国境を超える俳優
について考えさせられました。
言語を学び国境を超える俳優達
事の発端はこの映画を見ているときに、台湾の友達と話した事がきっかけでした。
僕:今映画見てるんだ!、こんな感じ!(写メを送る)
友達:お、金城武と○○(俳優名)じゃん!?
僕:知ってるの?
友達:知ってるよ。台湾で有名なんだもん。
僕:○○って台湾人なの?
友達:そーだよー
てな感じで、香港映画に出ているメインの俳優2人が実は台湾出身で2人にとっては外国語である広東語で演技をしていたのです。
台湾でもこういう仕事をしているのは金城武だけかなあーと思っていたんですが、そんな事もないようです。
ちなみにこの映画に出てきてるキャスト人は、
トニーレオン:香港出身
金城武:台湾出身
スー・チー:台湾出身
シュー・ジンレイ:湖南省出身
という感じなので、映画で使われていた「広東語」がネイティブなのはトニーレオンのみなんですね。
それ以外はみんな広東語を勉強して、香港映画に出演できるだけの広東語を勉強して香港に仕事にきているのです。
中華系の人達に学ぶ、仕事があるところにどんどん出て行く根性
最近は日本の俳優さんでも、渡辺謙サンや真田広之さんが英語を勉強してどんどん海外にいって、現地の映画に出て行く俳優さんが増えてきましたが、中華系の人達や韓国の人達に比べるとまだまだ進んでいるとは言えません。
中華系の俳優さんだけではなく、中華系の人達は、
仕事があるところにどんどん出て行って現地に適応する
という能力に長けていると思います。
世界のいろいろな場所を旅行してきましたが、中国人はどこにでもいて現地でビジネスをして、生き残っていく事ができます。
日本も国内の需要が右肩下がりなので、日本人も今後確実に海外に出て行って、外国で仕事をする必要があります。
そういう時代においては、先に出て行っている「中国人」に学ぶべきなのではないでしょうか?
以上、映画を見たときに感じた、国際感覚についてでした。
終わり