「社員で海外旅行」はもうインセンティブにならない
よく【目標を達成したら社員旅行!】【一年に1回社員旅行!】というかたちで、【社員旅行】をインセンティブにしている会社は多いですよね!
学生のときはよく、「入社をしたら旅行はできなから、そういう会社にいけば旅行にいける!」という感じで思ってしまってしまうものの、社会人になってから思ったのは、【海外旅行なんて、余裕で行ける!】ということです。
下記理由を2つ上げます。
1、LCCが土曜日の午前中に現地につく。
2014年に僕は下記のように6回海外に行きました。また、国内旅行もかなりしたと思います。
韓国
台湾×2
香港
マカオ
マレーシア
この海外旅行の特徴はすべて土日に行ったということです。
ですので、この旅行に伴う有休消化は0日です。
昔は、社会人になると休みが取れないから、海外旅行に行けないと思っていましたが、アジア圏であれば余裕で行ける時代になりました。
上記に上げた国であれば、金曜日の深夜もしくは土曜日の朝に出発をすれば、ランチは現地の市内で食べられますし、遅い時間帯の便を選べば、日曜日の夜9〜10時頃には余裕で成田空港につけます。
以前は有給取得をしなければ行けなかった海外旅行もアジア圏であれば簡単に行けるようになってます。
2、海外旅行が昔ほど高価ではなくなった。
2014年にこれだけ旅行が出来るようになったのも、LCCが日本でも発達して安価に海外に行けるようになったからです。
今年はこれらの航空券はほとんどが往復2〜3万円の中に収まってしまいます。
ちなみに僕のふるさとは愛媛県なのですが、ANAで帰省をするよりも、LCCで海外に行く方が遥かに安く行けてしまう時代です。
過去社員旅行がインセンティブになり得ていたのは、海外旅行が今よりも「高くて」「スケジュール的に無理」だったからだと思います。
ただ、上記2つで上げたようにLCCの登場と、ダイヤの多様化により、「値段」と「スケジュール」の問題はクリア出来るようになっています。
以前「社員で海外旅行」がインセンティブになり得ていたのは、航空券が高かった時代です。
上記の理由から海外へのハードルはぐっと下がりました。今はアジア圏を中心に値段が以前よりどんどん低くなっていますが、今後はもう少し遠い所への航空券の値段も下がっていく事でしょう。
そうなったときに企業が社員旅行をインセンティブにするためには、「より遠くへ行く」「より長く休む」というこの2つになってくると思います。
ただ、やはり企業活動をやっている以上、会社を1週間フルフルストップするということは難しいと思うので、上記2つの価値の提供はほとんどの会社にとっては難しいのではないでしょうか?
色々なもののコストが安くなっているおかげで、個人で出来る事の幅が最近広がっているなと感じます。
企業も自分たちが従業員に提供できる価値は何かを真剣に考えていかなければ、人材を世界中から取り合う時代に勝っていけないかもしれませんね。