アマゾンのダイレクト出版をちょっと使ってみて考えたこと
3月の25日にはじめてアマゾンの「ダイレクト出版」の画面に入ってみました。
ちょっと管理画面をいじっただけですが、画面にタイトル、権利みたいなものを入れるだけで自分で出版できちゃんうんですね。
結構すごいなーと思ったので、ちょっと思った事を書いてみました。
アマゾンのダイレクト出版をちょっと使ってみて考えたこと
既存の出版の流れ
出版について、全然どういう流れで行われているのかを知らなかったので、ちょっと調べてみて簡単にまとめてみました。
色々なパターンがあるようですが、大枠は下記の流れのようです。
- 原稿を書く
- 編集者にアポ取り
- 原稿持ち込み
- 打ち合わせ
- 出版契約
- 入稿/編集
- 組版(レイアウト)
- 校正
- 印刷/製本
- 問屋に本をおろす
- 問屋から書籍におろす
- 宣伝活動
その中で、例えば自費出版であれば、1〜3のフローがなかったりする感じですかね。
思っているよりも本を作者に届けるっていうことは結構なステップを踏む必要があるようです。
僕は文章がうまければ作家になれるものかと思っていたのですが、どうやらそれだけではないようですね。
文章力が必要とされるのは上記のステップのうちで1だけで、例えば2に求められる能力って、自分の企画のいいところを説明して時間をもらうプレゼンテーション能力だったり、キーパーソンを見極める能力とか。。
あと、基本的に自分の能力でコントロール出来る部分が1と12ぐらいで、それ以外は完全に作者の手を離れるという部分が結構難しそうですね。
とにかく出版するまでが長いなあという感じですね。
ダイレクト出版の流れ
ダイレクト出版がでてきちゃうと、
- 原稿を書く
- 編集者にアポ取り
- 原稿持ち込み
- 打ち合わせ
- 出版契約
- 入稿/編集
- 組版(レイアウト)
- 校正
- 印刷/製本
- 問屋に本をおろす
- 問屋から書籍におろす
- 宣伝活動
というフローのうち、2から11をスキップ出来ちゃうんですよね。
自分の作品を世の中に出したいって言う人は、本当にハードルが下がっていく時代になりました。
名前のある作家の人達はそのまま出せばいい。
もう人気のある作家の人達はそのまま出せばいいなあと思ってしまいました。
だって好きな作家さんの本であれば、紙であろうが電子書籍であろうが読むと思うんですよね。
まだまだ紙でしか読まない人がいる事もあるので、紙には一定の需要がありますが、やっぱりいざ自分で使ってみるとその手軽さにびっくりして、「もう紙の本ってなくなっちゃうだろうなー」と切実に思いました。
本を売りたかったら自己ブランディング
出版へのハードルが下がれば、これまでよりも出版される本の冊数というのは増えてくると思います。
そんな中で他の本と差別化をして、まず読んでもらう為に必要なものは、「自己ブランディング」だと思います。
正直無名な人の本なんて判断基準は
- タイトルが面白そう
- その人のプロフィールが面白そう
ぐらいの判断軸しかありません。
例えば去年ダイレクト出版された本で一番売れた高城剛さんの「白本」を例に上げてみてもタイトルだけ見ると何の本か全然わかりません。
高城剛さんという個人がきわめて際立っているので、本を買ってもらえるのです。
ですので、これから作家で食っていきたいという人は
- 文章力
- 自己ブランディング力
の2つの力を鍛えなければいけんなあと思った3月25日でした。
個人で面白い人はどんどん面白い人生が歩めるようになってきますね。
ワクワクです
おわりー