韓国の本屋さんで感じた韓国のスゴさ
いろいろな国で本屋にいくのが結構好きです。
文字を完璧に読めないまでも、その国の本屋にいけば、その国の雰囲気がよくわかります。
例えばどんな感じの本が人気なのか。どんな日本の作家が人気なのか、等々結構おもしろいです。
その中でも僕が外国に行ったときに行くコーナーは語学書のコーナーです。
その国の語学書コーナーからみえること
外国の本屋に行ったらまず語学書コーナーに行ってみよう
その国の語学書のコーナーからは、
その国が重要視している言語
というのがよくわかります。
特にアジア圏の国は言語ごとに国が分かれているので、ヨーロッパよりも顕著です。
また、どの国もそれなりに英語には力を入れているので、出てくる単語や教科書のレベルでどのくらいのレベルが要求されているのかということが分かります。
まあ、本屋さんはどこも構造が似てますし、本も分野別に分類されているので、簡単に語学書コーナーは見つけることができます。
その中で例えば、TOEICとかTOEFLとか、その他の言語がどのくらい充実しているかを見てみてください。
韓国の本屋さんで感じるスゴさ
英語教材のレベルの高さ
ソウルにはめちゃくちゃでっかい本屋さんが多く、結構座っている人とかも多いので、疲れた時なんかにゆっくり出来ます。
当然ながら語学書のコーナーにも足を運んでみるのですが、韓国の語学書コーナーはレベルが高い!
さすが学歴社会といわれ、テストの点数が重要視される競争社会なので、当然っちゃ当然なんですが、英語とかの教科書でも非常にレベルの高いものがおおいです。
日本だと難易度の高い単語に例文がつかなかったりしますが、そこもきちっとついていたり、CDにもちゃんとすべて吹き込まれていたり、ウェブでダウンロードできたりと、芸が細かいです。
この辺りが、サムスンに入社するときはTOEIC900点が足切りラインみたいな要求から生まれるんでしょうね。教育書のレベルは本当高いです。
英語と同じぐらいの中国語教材の充実度
さらにスゴいのは、「中国語教材のレベルの高さ」です。
日本で語学書のコーナーに行くと、全体の8割程は英語教材がしめていますが、韓国では日本の英語教材と同じぐらいのクオリティーの中国語教材が多数そろっています。
日本の本屋さんですと、中国語の教材は大部分が初心者向けの教材で、中級、上級の教材を探すのは非常に難しいのですが、韓国ではこの、「中、上級」あたりの教材が多数出版されてます。
僕も実際に買ったのですが、質が高すぎて、当時頑張って韓国語のキーボードだけ覚えてPCの辞書を使って、頑張って翻訳してしまったぐらいです。
CDも例文までちゃんと収録されていました。この辺りは非常に芸が細かくてうれしいですね。
日本で買わなくていいので、是非翻訳させてくれ!という感じの本ばっかでした。
さらに日本語も
更に、日本語教材も見たのですが、「マジか?日本人が見てもムずくね??」と思わず目を見張ってしまうぐらいのレベルの教材までそろっていました。
どうりで日本語が上手な人が多いはずですね。
日本だと、英語の本が8割で残りの2割ぐらいが別のジャンルの本ですが、韓国だと上記に上げた、「英語」「中国語」「日本語」が3割ずつあり、のこりの1割がその他の本といった感じでした。
最後に
いかがでしたでしょうか。
この本屋を見るだけで、韓国人の
「海外に出ていかなければ戦っていけない」
という危機感みたいなものをヒシヒシと感じました。
将来人口が少なくなって国内のマーケットが小さくなるので、日本から海外に出て行かないといけないと言われておりますが、まずはお隣の韓国からいろいろな事を学んでみてはどうでしょうか?
終わり