リスティング広告代理店を辞めたから言える、こんな代理店求人だったら行ってみたい。
前職でリスティングの運用をしていて、一番困ったのは、「求人」です。
やはり経験者を獲得するのは至難の技。
おそらくは
- そもそも経験者が少ない
- 経験者がリスティング運用をもうやりたくない
という2つの問題から発生しているのではないかと思います。
というわけでindeedでリスティングと調べてみても、
画面見えづらいですが、3000件を超える求人が!
リスティング運用のスキルは、結構需要あるんですね。
だけど、求人を出しても全くいい人って採用できません。
やはり、激務だったころのトラウマがあるんでしょうね。僕も同じです。人は育てればいいですが、業界に経験者がとどまっていかないのは問題だと思います。
ただ、適切な環境であればリスティング広告の運用って楽しいと思います。お客様とやり取りをしながらリアルタイムに更新をしたり、自分の行った施策がリアルタイムに反映される快感は他の職種ではなかなか味わう事が出来ないかもしれません。
そんなリスティング経験者のための、こんな環境だったら働きたいというのを書いてみました。
リスティング代理店を辞めたから言える、こんなリスティング代理店求人だったら行ってみたい。
1、担当者数が適切そう
何をもって適切か、というところは議論が分かれるところだと思いますが、少なくとも無尽蔵に増えていく状態でなければいいなと思います。
無尽蔵に増えていく状態だと、
新規の案件の準備に時間がとられる。
↓
既存の案件の対応が出来なくなる。
↓
既存の案件にかける時間が少なくなり、アカウント変更がお客さんから来る。
↓
さらに見れなくなる
↓
成果がでなくなる。
というような負のスパイラルに陥ってしまい、忙しいだけで、成果が上がらないという感じになってしまいます。
例えば、「一人当たりが見る担当者数は10社まで」みたいに決まっている求人に関しては、ちょっと見てみようかな。と興味がわきます。
また、実際の運用している「正社員数」をきちんと書いてくれているところは、何となく大丈夫そうかな、と思ったりもします。
逆に何人チームで運用!みたいな、水かさを増やすような書き方をしているところは危ないなと思っちゃいます。
入ってみたら、運用担当が全員アルバイトで、年末年始、夏休みに恐ろしい付加がかかるみたいなことに成りかねません。
2、社内でリスティング運用の大変さがちゃんと共有されてそう。
リスティングって正直パソコンの画面と向き合っている時間とうのが長いので、どうしても何をしているかが分かりづらいです。
- どうせ、ポチポチっと単価変えてるだけだろ?
- 画面のボタンを押せばさくっと仕事完了だろ?
- アルバイトでもできんだろ?
- 200案件ぐらいまわせよ!
みたいな思われ方をしているパターンも非常に多いのではないかと思います。
いえ、そんな事はないです。リスティング運用は非常に激務です。
ちゃんと勉強しないとできませんし、アカウント構造を変えたりするときのエクセルシートの編集なんかは、結構エクセルをいじっていないとできませんし、構造について理解していないとできません。
また、マーケティングに関する知識や、広告文を作ったりするので日本語力みたいなところも問われます。機能に関してもアップデートが多いので、常に勉強する必要があります。盆正月も動いているお客さんもいるので、目を離せませんし、作業や設定にミスがあったら、巨額の広告費がさらーーーーとなくなってしまうので、非常にプレッシャーの高い仕事です。
ある種、マーケティング知識を持ったエンジニアみたいな感じです。
ですので、リスティング運用の大変さが共有されている所に行きたいなという感じです。
まあ、共有されてそうかどうかなんて求人情報からは分からないので、基本的には
- 社内でリスティング運用に携わっている人が多そう。明示してくれている。(あんまり参考に成らないかもですが、アドワーズ資格保有者の調べ方はここ)
- 社長がもともとウェブマーケティングをやっていて詳しそう。
- やくざみたいなスーツをきた、短髪のにいちゃんの写真の下に「リスティング運用担当者」とかいう100%嘘やん!とツッコミを入れたくなるようなことが書かれてない。
などなどを見るかなあと思います。
3、LPやホームページで言っていることがまとも
求人を見たら、ホームページも一応チェックします。
- 技術系ブログを毎日更新、内容もちゃんとしている。
- LPの中に「LP改善にご協力頂けない場合はコチラからお断りすることもあります」
みたいな感じであれば結構興味が湧きます。こう、技術なんかがちゃんと浸透していたり、そもそもそういうマインドをもった人が多いんだなあという証だからです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
リスティング運用経験者が採用できなくて困っている企業さんは多いと思いますので、是非上記のようなポイントを見てみて、採用戦略をかんがえてみてください!
終わり