設立から10年経ってサービスも売上もパッとしないなら、ベンチャーは名乗らない方がいい
以前ベンチャー企業で働いていたので、ちょっと思うところを書いてみようと思います。
ちょうど3期ぐらいのときに入社をして2年半程働きました。
いろいろな事があった2年半でしたが、人生観や考え方を大きく変える出来事になりました。
そこを経て現在の職についているわけですが、ちょっと考えを書いてみる事にします。
就活をしている皆さんや、中途でベンチャー企業に入社をしようとしている皆さんは是非見てみてください。
急成長or新しい価値がベンチャーの使命
ベンチャー企業は、何かしらのリスクが伴います。
突然倒産する場合もありますし、大手ほどキャッシュフローが潤沢なわけでもないので、給料が支払われなかったりというのもあったりするようです。
業務時間も朝早くから深夜遅くまでなる場合も多く、身体的にもだいぶ辛いです。
ただ、それだけのリスクを追ってまでやる価値も当然ながらあります。
幅広い業務に携わることができたり、会社が成長することを実感できたり、若くして役職につけたりなどなど。
大手では感じる事ができないジェットコースター感がしっかりと味わえると思います。
ただ、正直それだけでは、リスクに見合いません。大手に行って忙しく働いた方が100倍マシだと思います。
- 世の中を変えるサービスを作る
- とんでもないスピードでとんでもない売上を上げる
みたいに、とてつもない成功をあげなければ正直報われません。
別に忙しく働いたり、ジェットコースター感を味わうなんて、自分で起業とかすれば味わえるので。。
一番怖いのは、まあまあ伸びる事
まあ、ベンチャー企業にとって一番怖いことは、
まあまあ伸びる事
だと思います。
連日のハードワーク。将来も特に保証のない生活。
そんななかで、まあまあでは正直報われないのです。
10年経ってまあまあだったらベンチャー名乗るの辞めたらどうかな。
正直10年経って、
世の中に広く知られたサービス
圧倒的な売上
がないのであれば、それはもうベンチャーではなくて、中小企業です。
もう終わってしまいましたが、M1でも「結成10年以下のコンビ」に出場を限定していました。
理由は、「お笑い芸人は芽がでないと周りが不幸になる」
という理由からです。
ベンチャーも似たような部分が有ると思います。
最後に
夢は大きくといいますが、やはりある程度のラインを決めて取り組むのが重要かなと思います。
特に仕事という人生の大きな部分を占めるものの中では、より一層シビアに取り組んで、「これ以上行ったら戻れない」というラインをどこかで設定して、それまでは頑張ろう、だけどそれからはどうしよう。というのをちゃんと決めておくべきだと思いました。
終わり