フランス人の2倍働いて、フランス人より稼ぎの少ない日本人

こんな記事を見ちゃいました。
【悲報】日本人男性の労働時間がついにフランスの二倍になる
なかなか衝撃的だと思います。
日本人はフランス人の2倍程働いているそうです。
ということはフランス人の2倍稼いでいるはず!と思いちゃんと調べてみました。
フランス人の2倍働いているのに、フランス人より稼ぎは少ない日本人
日本人とフランス人の一人あたりの名目GDPを比べてみた
一人当たりの名目GDP(USドル)
日本:38,467.79
フランス:44,098.70
なかなか厳しい結果に。
フランス人の方が1.14倍稼いでる。。。
ということは、単純に計算すると時間帯あたりの生産性はフランス人の方が日本人が2.28倍効率よく働いているということでしょう。
日本人が時給1000円で働いているとすると、フランス人が2,280円で働いているような状態ですね。
この事に対して、日本人はもっと危機感を持たなければいけないと思います。
自分の同僚が自分より半分の時間しか働いていないのに、自分以上の給料をもらい、自分以上に成果を出している状態ですから。。。同じ職場だったらめちゃくちゃ焦っているとおもいますし、何より惨めですよね。。。
”労働が目的化”する日本
この傾向はずっと続いており、おそらくは色々なところで「仕事を効率化」しようとする動きってどこの職場にもあるんじゃないかと思っています。
でもどうしてこういう差がついてしまうのかなあと思っていましたが、これに答えてくれるインタビューがありましたので、ちょっと紹介致します。
「日本人は一生懸命働く。ただ、そこにビジョンがない」 ノーベル賞・山中伸弥教授が指摘
http://logmi.jp/37307
理由はなんだかんだこれに尽きるんじゃないかなあと思ってます。
労働が目的化してしまっているので
- 自分の生活をどうしたいか
- 自分の将来をどうしたいか
- 自分の休暇をどうしたいか
- 何のために働いているのか
というビジョンみたいなものが社会全体を通して欠落しているからだと思います。
昔のムラ社会ではないですが、社会の中で生き残っていくには、「労働」自体をする事が求められましたので、「こうしたい」というよりは「みんなより働かなければ生きていけない」というDNAがふかく刻み込まれているのかもしれません。
最後に
まあ、ビジョンがなくても最悪生きていく事はできますが、「こういう理想型に近づけたい」という思いがあれば、もう少し効率よく理想型に向かって業務を改善しながら進んでいくことが出来るのではないでしょうか。
とにもかくにも、日本人は時間あたり生産性をあげる方法を何としてでも考える必要性が有ると思います。人生を豊かにするために。。。
終わり