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たけし映画「キッズリターン」には人生のエッセンスが一杯詰まっている

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3月19日の「一日一新」として、帰りのフェリー内でパソコンにダウンロードしていたものを見てみました。

北野武監督作品を最近よく見るのですが、これは珍しく武さんが出ていない作品です。

下記ちょっとネタバレです。

キッズ・リターン

あらすじ

あらすじは

落ちこぼれの高校生マサルとシンジは、高校が受験ムードになっても悪戯やカツアゲなどをして勝手気ままに過ごしていた。ある日、カツアゲの仕返しに 連れて来られたボクサーに一発で悶絶したマサルは、自分もボクシングを始め舎弟のシンジを誘うが、皮肉にもボクサーとしての才能があったのはシンジであっ た。

ボクシングの才能がないと悟ったマサルはボクシングをやめ、以前にラーメン屋で出会ったヤクザの組長のもとで極道の世界に入り、二人は別々の道を歩むことになる。高校を卒業しプロボクサーとなったシンジは快進撃を続け、マサルは極道の世界で成り上がっていった。

しかし、ジムの先輩ボクサー・ハヤシからボクシング界の悪しき慣習を吹き込まれたシンジは、安易な道を選択するようになり、大事な試合で惨敗。一方、敵対する組から組長を狙撃され、親分に反抗して粋がるマサルもヤクザの制裁を受ける。

(wikipedia)

みたいな感じでした。

 

感想

大人の世界に足を踏み入れようとする高校生達の活躍と挫折が書かれていて、スゴくぐっとくる作品でした。

マサルとシンジという2人の主人公がでてくるのですが、

  • マサル:気の強いボス役
  • シンジ:マサルの家来

みたいな人間関係なんですね。

 

 

で、マサルがいつもシンジを引き連れているという感じなんですが、ある日ボクシングをすると、シンジの方が才能があって、勝っちゃうんですよね。

この時のマサルがスゴい切なくて、何とも言えない気持ちに成ります。

誰にでも経験があると思うのですが、あいつにかけっこは負けないだろと思っていたら意外と速かったみたいな、

「自分より劣っていると思っていた人に負ける」

みたいな経験です。

 

結局マサルはヤクザの道に進んで、そこでも挫折を経験します。

シンジはシンジで、ボクシングの道に進み、いい線までいくものの、悪い大人に悪い事を吹き込まれて結局はボクシングの道を諦めます。

結局2人はお互いの道で大きな挫折を経験します。

 

そして、ラストのシーンに行くのですが、ラストシーンもまたいいんですよね。

夢破れた2人はたまたま出会い、青春時代のように自転車に乗りながらお互いの近況について語り合います。

シンジ:「俺たちもう終わっちゃったのかな?」

マサル:「バカ、まだ始まっちゃいねえよ」

というような感じで映画は終わります。

いろいろな経験をしてきた武さんだからこその、暖かさが伝わるラストシーンでした。

 

「菊次郎の夏」もそうでしたが、武さんがとったバイオレンス以外の作品って「少年時代に誰もが経験する残酷な現実」みたいなものをきっちりとってきますよね笑、素人なんで分からないですが笑

北野作品はバイオレンスモノも多いですが、こういう感じの青春ものをとってもスゴくいい!

また一層北野作品のファンになりました。

こう、いろいろうまくいかなくなっちゃった人や、一度挫折を経験した人は一回見てみてください。頑張る気持ちをもらえるかもしれないです。

おわりー

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