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「急成長」「成長したい!」の危険性

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「急成長」という言葉って色々なところで出てきます。

恐らく新しく企業に入った皆さんは上司から

「成長しろ!」

「成長したくないのか!」

みたいな言葉を日々かけられて、頑張っているところだと思います。

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ちょうど4月が始まってから1週間で、やる気に満ちあふれた新人がどんどん頑張っているころでしょう。

実力があれば年齢に関係なく抜擢!

みたいなところで、急成長をすることを志望する人も少なくないと思います。

社会人になって丸3年たち、4年目に突入したので、この「急成長」という言葉について考えてみようと思います。

「急成長」「成長したい!」の危険性

成長とは

まず成長という言葉について考えてみましょう。

「仕事での成長」「人間的な成長」などなど、成長と名のつく言葉は色々ありますが、基本的には2つの要素の掛け合わせで出来ています。

1つ目は、「今まで出来なかった事が出来るようになること」です。

「仕事で出来なかったことが出来るようになる」

「今までは考えられなかった人の事が考えられるようになる」

などなど、様々な種類がありますが、ようは「過去できなかったことができるようになる」というものです。

2つ目は出来るようになるまでの時間です。

「Aというスキルが1ヶ月で出来るようになる」

という形で、習得までにかかる時間も成長の大きな要素の一つです。

この「スキル」と「時間」の掛け合せが所謂「成長」です。

 

成長意欲とは

先ほどの「スキル」と「時間」をどのように定義するかで、負荷が変わってきます。

グラフにしてみましょう。

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このグラフの角度が急になればなるほど負荷がかかってくることを示しています。

例えば、

TOEIC800点を1年間で目指したい

という目標を立てたとしましょう。

そうすると、

TOEIC800点を2年間で目指したい

という人よりもたくさん勉強しなければいけません。

ちょうど先ほどのグラフの「スキル習得までの時間」というのが手前になっている感覚でしょうか。

このグラフの角度を「急」にするか「緩」にするかが、よく言われている「成長意欲」だと思います。

成長角度を上げる事のメリットとデメリット

この成長意欲を上げる事にも当然ながらメリットとデメリットというものが有ります。

メリットとしては、当然ながら「短期間で高いところに行ける」というものです。

当然ながら人よりもたくさん”成長”に対して投資をしているので、他の人達よりも早く高いところからの視点を得る事ができます。

登山に例えてみると分かりやすいのですが、急な道を歩いていけば当然ながら早く高いところにつきます。

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デメリットとしては事故をしたときのダメージが大きいことでしょうか。

当然ながら断崖絶壁の斜面を登る登山は速く頂上につけますが、危険度が大きいのと同じように、成長角度を上げすぎてしまうと転がり落ちたときのダメージがとても大きいです。

僕の前職でも、精神的に参ってしまう人や、不正をしてしまう人など、色々な人が成長角度を上げすぎてしまった結果、大きく道を転がり落ちてしまった人達がたくさんいました。

僕もその一つの例で、やる気の有るうちに角度の急な道を選びましたが、やる気の源泉が尽きてしまうと、転がり落ちていくのは非常に簡単でした。

ケガをしたときにまだ登っていけるぐらいの角度を選ぶのが、個人にとっても企業にとっても一番いい。

この角度というのは、ある意味「危険度」というのと同じです。そして基本的にはこの角度というのを帰るには「転職」をするしかありません。

登山でも険しい山を登るともし事故を起こしたときには激しく転落をしていきますが、緩やかな道では転んでしまったときのダメージも小さくて済みます。

エネルギーが尽きてしまって断崖絶壁で動く事のできない登山家のごとく、モチベーションが尽きてしまって、キャリアの狭間に入り込んでしまった人達もたくさん見てきました。

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社会人の生活は長いので、ミスをしてしまったり、意欲にも波がありますので、転がってしまう瞬間は必ず訪れます。

この「転がってしまったときにリカバーして登っていける角度かどうか」というところを考える事が非常に重要だと思います。

どのくらいのダメージであれば耐える事ができるかは人それぞれだと思いますが、「このくらいの角度であれば登り続ける事ができて、一番高くまで行ける」という環境を選ぶのが一番その人にとっても会社にとってもいいのではないでしょうか。

最後に

社会人の最初のうちはやる気に満ちあふれた人が多いですが、当然ながら人間なのでそのエネルギーというのは有限です。

このエネルギーの源泉を理解して、補充をするときは補充をする。また、長期戦に備えてきちんと配分するという事を意識する。また、万が一けがをしたりエネルギー不足に陥った場合でもちゃんと前進していける道を選ぶことは、長い社会人生活を送っていく上で最も大切なスキルだと実感しました。

自分もまだ社会人生活4年目ですが、もっと自分と向き合う事で、道を選択する精度を高めていけたらと思っています。

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4月から働きはじめる新人さんも多いと思いますが、是非「急成長」に潜む危険性を理解してしっかり「エネルギー配分」「エネルギー補給」というのをしながら、長い長い社会人生活を送っていってください!

 

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